Welcome to our website !

夜景の上位蜃気楼撮影に成功!2016

By 0:26:00 , , , , , ,

夜景の上位蜃気楼


今日も歌詞コーナーに追記でもしようかなと思っていたら
(うすうす、お気づきかと思いますが、年末から何日ブログ続けられるか?!記録に挑戦中です・・・)
思いがけず、夜景の上位蜃気楼撮れちゃいました!
あとでくわしい解説を追記しますが取り急ぎ写真をUP。
普段の夜景との比較
★追記2016/1/10★
あらためて、光の宮殿、という観測部長の言葉がピッタリの現象ですよね・・・☆(*´∀`).。o
2014年には、実は密かにNHKでも撮影に成功していて、ニュース内で紹介されました。(右の動画リンク先、エコチャンネル参照)

そもそも、町内の写真家、山鹿裕司さんが2012年、最初に撮影したのがはじまり。
その写真を見せていただいたことが、私が蜃気楼にはまるきっかけのひとつともなったのです。
(これはなんとしても、蜃気楼写真展を開催せねば、と決意!)

これほどの夜景の上位蜃気楼が冬に見られるのは、国内では斜里だけではないか?と蜃気楼協議会の一部の方々には言われています。

その理由ですが・・・

まず、蜃気楼の聖地・富山県魚津市では、夜景が上位蜃気楼になって見えることは稀にあるそうです。
ただし、これは春から夏の暖気による上位蜃気楼が夜まで継続した場合。

冬となると国内ではほとんど例がなく、蜃気楼撮影の大先輩が以前、網走側から斜里方向を撮影したことがあるそうですが、なにしろ斜里は街の明かりが少ないので・・・汗
これほどきらびやかには見えなかったそうです。

冬の夜の冷え込みが原因とすれば、北海道の沿岸では可能性がありますが、そもそもある程度、灯りが対岸に見えないといけないので、条件は限られてきそう。

では海外ではどうでしょう?世界に範囲を広げれば、夜間の発生例があるそうです。
まず南極。(笑)もちろん、街の明かりではないそうですが。
あと、フィンランドとアラスカの撮影例があるようです。

★フィンランド
http://www.polarimage.fi/
のMirages内(Mirage in buildings et c., page #3  や Miscellaneous mirages, page #3 )

★アラスカ
http://kingeider.blogspot.jp/2009/12/winter-time-mirages.html

つまり、世界的な極寒の地、南極・極北地方に並ぶような貴重な現象が見られる、知床・斜里、と言えるわけです!

参考までに、2012年以降、斜里町内で報告のある発生日は以下の通り。

2012/2/3   流氷接岸後  -16.9から-21.6℃
2013/12/31  流氷接岸前  -5.4℃
2014/11/07  流氷接岸前  10.6℃(プラス)
2014/02/11  流氷接岸後  -6.6℃
2014/02/23  流氷接岸後  -15.9から12.7℃

当初は、流氷原越しに網走を見るので、氷面での放射冷却の冷え込みが主要因と思われていましたが、流氷接岸前に出ることも半分あるので・・・(今回もそう)
斜里平野の放射冷却が影響して、冷気が海へ移流しているのかもしれません・・・、あくまで仮説の段階ですが。
今後の研究を待ちましょう!

なお、撮影に行きたい!という方。防寒対策はもちろんですが、斜里の海岸には外灯などない場所が多いので、くれぐれも慎重に!
できれば安全のため、二人以上で出かけましょう!


You Might Also Like

0 コメント