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幻氷の見え方、を考える(2)

By 23:56:00 , , ,

(1)につづき、幻氷のいろいろな見え方について。
ときどき、「二重の流氷帯」に見えるときがあるんですよ。↓



(1)の「霜柱・氷の壁」型の拡大写真とは、全く見え方が違うようでいて・・・原理は同じ上位蜃気楼なんです。


ね?
・・・
説明、いるかしら?

実像と虚像の間に、隙間が空いてるんですよ・・・
伸びすぎちゃったのね・・・。ただそれだけの違い・・・。

・・・こういう見え方のとき、私はあえて「二重の流氷帯」と言ってますが、この状態が「空に浮いている」と言えなくもない。
というか、まあ、そうもいえますよね・・・・
(むしろ、浮いている、かな?)
(浮かび上がっている、だと、更に曖昧でどの写真にも当てはまってしまう・・・汗)


つまり。
実物を見たり、写真で比較すると違いが分かるんだけど、言葉で言うと、どちらも「空に浮いている・浮かび上がっている」と言えなくも無い!
この辺で、二つの現象が、混ざってきちゃったんだろうなぁと。。。

まあ、現象をさす言葉の定義なので、世につれ人につれ、定義が変わっていくのは致し方ないことで。
「流氷の下位蜃気楼=幻氷」説を撲滅しよう、とは、
今の私は、思ってません・・・
(2年位前は、結構思っていたかも;)
というのは、幻氷は、昭和40年代に世の中に紹介されて以降、実態が整理されないまま、ここまできたわけで。
それはそれで、消し去るわけにはいかない歴史ですよね。
その辺を整理するのが使命かなぁと。

でもまあ、タダでさえ分かりにくい、と言われるこの違いが、調べれば調べるほど、ますます分かりにくくなるのでは?
否、分かりにくくなく、説明できるのか?!私に?!
とか考え出すと、また眉間のしわが増える日々、なのであります。
(-"-;)

#なんかこの上位・下位の説明図って、何枚描いてあげても、わからないひとにはわからなくって、分かる人には1枚見せれば、全てに応用が効く、という不思議な図なんだよなぁ~~~~
#でもたぶんそれって、どこかで説明のしかたに失敗してる、ってことなんだろうなぁ。誰にでもわかる説明!がどこかにあるはず!いつかたどり着けると信じよう・・・


以上、現実逃避と言うか(今書いてる原稿には使えないイラストまで描いてしまったので大放出中というか)(書いてる原稿はもう少しスッキリまとめたのでわかりやすいはず・・・)の記事でした・・・

※テンプレート変えたら、記事がすごく間延びして見えたので、2つに分割しました(8/23)


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