蜃気楼水槽実験のやり方、私の場合
蜃気楼実験水槽の中で曲がるレーザーポインタの光 |
蜃気楼の見え方を再現するのに、有名な水槽実験があります。
水と、塩水や砂糖水との濃度の違いを利用して、濃度が変化する層での光の曲がり方を再現するものです。
自然界で起こる蜃気楼は空気の温度が密度の違いを生むのだけど、空気で再現するのはやや難しいため代わりに水を使うのです。
見え方は本物の上位蜃気楼にそっくり。
このブログでも、前に紹介しました。
こども向け講座で蜃気楼実験をしました
これまで何回か博物館の水槽を借りて、講座のときなどにやっているのですが、そのたびにどれくらい材料を使ったか悩むので、前回、12月に図書館でやったときの分量をメモしておきます。
追記(2016.7):前のメモの計算があやしかったのと(汗)10リットル水槽を買ったので、分かりやすい分量で書き直しました。濃度によって、見え方が違います。
グラニュー糖 2kg
砂糖水用の水 3.0リットル(濃度約40%くらいの砂糖水ができる)
水道水 4.0リットル
小型水槽 10リットル入り
手順はこちらが一番参考になるでしょう。
琵琶湖蜃気楼研究会HP
塩水ではなく、砂糖水を使っているのは、最初塩水でやってみたのですが砂糖水のほうが早く溶けやすかったため。
ただし、夏場にやるとすぐにカビが生えるというデメリットも。
あと手順で工夫しているのは、これだけ大量の砂糖水をつくるとなると、それなりに時間もかかります。
はい、10時から講座をしましょう!というときに、会場に早くから入れるとも限らないため、事前に準備してあると便利だなぁと、今回は、前日の夜に砂糖水を作って、ペットボトルに入れておく作戦、を取りました。
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別の容器(料理用のボール)で砂糖を溶かして、大きめのペットボトルに保存。 |
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夜間のキッチンに並ぶ使用後の砂糖の袋・・・ |
もしかして、ペットボトルのなかで、下のほうに濃い部分が沈殿してしまっていた?!
もしくは、ペットボトルごとに違う濃度で作ってしまっていた?!
結果、四角い太陽の再現などは、普段の実験以上に面白い見え方をしたので失敗とも言えないのですが(実際の大気もそういうふうになってるときがあるかもしれないし)
今後は注意が必要。
このあと、色んなやりかたでこの実験を自宅でやってみるのにハマッてしまって、まだまだネタがあるので、少しずつご紹介します。
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